セラミック治療の流れ

歯科医師が患者様の口腔状態を診断し、治療が必要な箇所や方法を評価します。患者様の希望やニーズを考慮し、治療計画を立てます。

レントゲンや歯型などの検査を行い、歯の状態や咬合(かみ合わせ)を評価します。これにより、治療プランを精密に立てる基礎が整います。

必要な場合、歯周病の治療、根の治療、歯の矯正治療を先立って行います。状態が整ったら、歯を削る(修復する部分に合わせて削る)治療が行われます。麻酔が必要な場合もあります。歯を削る際にはマイクロスコープといった肉眼では見えない領域を確認できる顕微鏡を使用し、細部まできちんと丁寧に削り出し、研磨を行います。

歯型を取るために、シリコン製の素材を使用して型を取ります。この歯型は、セラミックの修復物を製作する際に使用されます。

また当医院には光学印象と言ってカメラでスキャンををすることで型をとる機器もあります。適応は一部に限られますが、嘔吐反射の強い患者様には使用が推奨されます。

歯型や診断結果をもとに、セラミックの修復物がオーダーメイドで製作されます。自費診療専門の歯科技工士が患者様の歯に合った形状や色調を考慮して製作します。

製作されたセラミック修復物が完成したら、患者様に取り付けられます。歯科医師は修復物の適切な位置への取り付けと調整を行い、患者様の咬合や見た目を確認します。接着も重要なプロセスで、細菌侵入が許されないよう最新の接着剤の使用、歯への事前の適切な前処置などしっかりとしたプロトコールに基づいてSETされます。

必要に応じて、修復物の微調整が行われます。患者様と歯科医師は共に満足のいく結果を得るために、最終的な調整を行います。

セラミック治療後も定期的な歯科検診やメンテナンスが重要です。適切なケアを行い、修復物の長寿命と美しさを維持しましょう。